JOHN EDMARKさんのヘリコーン
を見て、螺旋と松ぼっくりのような形に変化する様子に魅了されました。
自分でも作ってみたいと思い試行錯誤しながら2通りの方法で製作しました。
2.操作動画
ヘリコーン作品(1)を操作した動画です。
3Dプリンターの精度によりますが、中心部の回転溝の精度により外側の回転円盤が
微妙にずれますので、調整が必要でした。
3.アームと回転スペーサーの概略
(1)アームの中心リング部分は図のような形にしました。
(2)アーム全体の形
各アームは、上記リングを左回りに一定の角度で回転させ、それに水平に4mm幅の棒を
取り付けて、先に20mmΦの円盤を取り付けています。アームの厚みは2mmです。
(3)各アームの間に取り付けるスペーサー
写真のように3Dプリンターでスペーサーを作り、100均で購入した1.8mmΦの
「竹ひご」を刺しています。「竹ひご」の長さは5,8mmで、アームが回転するときの
ストッパーの役割をしています。
「竹ひご」を使わないで全体を3Dプリンターで作成してみましたが、「竹ひご」の
部分にサポートを付けてプリントアウトすると、後の成型が面倒でしたので、結果的に
「竹ひご」を使うことにしました。
(4)中心軸は、5mmΦのステンレス製棒を使用しています。アルミ製は柔らかいので摩擦を
考えると使用しないことにしました。
4.各部品の寸法
(1)アームの中心リング部分の寸法
FUSION360で中心リング部分を下図のようにデザインしました。厚さは2mmです。
(2)「arm1」の寸法図
下図のように、上記の中心リングに水平にアームを結合しました。アームの長さは25.0mmで
厚さは2mmです。
(3)「arm2」の寸法図
上記の中心リング部分を左回りに35.67°回転し、それに水平にアームを結合しました。
アームの長さは30.12mmです。
(4)「arm3」~「arm39」の寸法
リングの回転角は、最初のリング(3.(1)の状態)の状態から回転角を35.67°づつ
増加させていきます。リングの回転角が90°を超えた場合は、90°を差し引いた値となります。
アームの長さは、2次関数を利用して計算してあります。
以下の表が、arm番号とリングの回転角とアームの長さの表になります。
(5)2つのアームの角度差(arm1とarm2の場合)
*arm1の状態
*arm2の状態
したがって、arm1とarm2が回転した場合
*螺旋形の場合は、ストッパーAとBの角度差=2つのアーム差=36.42-33.83=2.59°
*松ぼっくり形の場合は、ストッパーCとDの角度差=2つのアーム差=53.58+15.17=68.75°
となります。
実際の写真です。
角度片をアームの中心部分に上下に取り付けて回転のストッパーとして作成したものです。
1.完成写真
3.操作動画
ヘリコーン作品(2)を操作した動画です。
2.アームの写真
*上側と下側の写真
アーム中心部の両側に角度片がついています。
アームの長さは、作品1と同様に2次関数を利用しています。
以下、省略します。